syslab ISO network Report
コンサル現場から


REPORT No.99 2006.03.19

会議のファシリテーション

最近、会議のファシリテーションを行うことが多い。ブレイクスルー研究会(任意団体)では「行列のできる公開セミナー」を研究テーマに、ブレイクスルー思考プロセス運用とファシリテーターの育成をしている。最近の会議のプロセスデザインを示す。

参考 2006.3.12 上田市中央公民館 (参加者11名)

●テーマ「Pr1、行列のできるセミナー」
●本日の目的アイデア展開のコツをつかむ
●本日の目標アイデア展開とまとめ
セミナーパンフのキーワード作成(コンセプト)
●グループ役割分担役割分担:リーダー、タイムキーパー、記録、発表
グランドルール:グループのグランドルール



会議の流れ

9:35〜10:10アイスブレイク(数の競争)
10分緊張を取り、他人を認める環境づくり
10分振り返り
15分発表、持ち帰り

10:10〜10:25基礎講座 アイデアのまとめ方
15分ファシリテーション・グラフィック
図解4つの基本パターン

(休憩 10分)

10:35〜11:00アイデア展開
25分アイデアの追加

11:00〜12;10アイデアまとめ(グラフィック)
30分アイデアまとめ
30分パンフキワード(4月募集に反映)
10分振り返り



アイスブレイク、数の競争では、「レザーポインターの利用方法」のアイデアを10分間にいくつ出せるかチームで競争した。結果的には、両チームとも約20個拾い出せた。

意外と少なかった。振り返りでは、どうしても既存製品のイメージにこだわってしまい、ブレーンストーミングの原則の「自由に発想」ができなかったという。

次のアイデア展開では、ブレーンストーミングのグランドルールを張り出すことで、自由なたくさんのアイデアが出ている。やはり、振り返りの気付きの学習効果は大きい。

会議のプロセスを事前にデザインし、掲示して会議をすると、ほぼ時間通りにいくから面白い。
皆さんの会社で試してみて下さい。




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