REPORT No.40 |
2004.04.11
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内部監査で“不適合なし”ばかりは、システムが形骸化している証拠 |
ISO9001を認証して、6ヶ月から1年経過すると、内部監査の結果が、ほとんど不適合がなくなり、適合ばかりになっている企業が多い。それでは、不良がゼロかというと否である。また、ISO導入で、経営パフォーマンス(経常利益を目標にするのがよい)が向上したかというと否である。
特に、プロセスが決められた手順通りに実施されているかというプロセス適合性監査のみでは、パフォーマンスの改善には、結びつかない。
内部監査の切り口として、プロセス適合性監査の他にシステムの適合性及びシステムの有効性の継続的改善監査がある。
特に、システム監査は、製品、顧客満足、組織目標の達成というアウトプットの観点から関連する各プロセスを監査し、どのプロセスに問題あるかを特定することである。儲かるISOを実践するためには、システム監査できる人材の内部監査トレーニングが必要である。
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