ISOは、“利益を生み出すしくみか”、“プロセス思考は利益を生み出すか”をテーマに12月29日Syslab-ISO-networkのメンバーでミーティング、意見交換を行った。プロセスの定義は、インプットをアウトプットに変換する相互の関連する活動であり、個々のプロセスには、インプットとアウトプットがある。
それでは、品質マネジメントシステム(QMS)のインプットとアウトプットは何か。
インプットは経営者が考える“あるべき姿”、会社をどのような方向にもって行きたいか、理想的な到達目標といえる。アウトプットは、組織のパフォーマンスを継続的に改善することである。
組織パフォーマンスとは、必要な経常利益を上げることであると結論付けた。言い替えると、ISO9001は、経営者の考える利益を継続的に生み出す“しくみ”ともいえる。
ISO9001品質マネジメントシステム(QMS)
QMSを採用するということは、経営者の考える“あるべき姿”を組織的に実現することである。当然、企業の経常利益改善に貢献しなければ意味がない。組織のパフォーマンス改善の着眼点とそれに関連する改善手法の体系を提案する。
企業環境は、従来型の売上第一主義は許さないが、マーケティング、ロス削減、生産性向上の観点から継続的改善活動で利益を出す方法がある。
提案:売上が伸びなくても利益を出す方法のイメージ図
そのための手順、
1、ISO9001に基づき経営品質目標から目標展開し継続的管理するしくみ作る。
2、QMSのアウトプットとして改善成果を経常利益(付加価値、限界利益)で評価する。
3、経常利益確保のために3つの改善着眼点を明確にする
(1)製品、顧客の改善(マーケティング)
(2)変動費の改善(ロス、歩留まり改善)
(3)固定費の改善(生産性の改善)
4、改善するために6つの改善管理技術を活用する。
(1)IE
(2)QC
(3)VA/VE
(4)経営戦略会計
(5)マーケティング
(6)ブレイクスルーシンキング
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