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コンサルの現場から

コラムNo.616

『「おばけISO」を退治しよう』


経営に役立たないISOを「おばけISO」と呼んでいる。5つの要因と退治方法を考える。

5つの要因

1.戦略としてISOに取り込んでいない。
ISO導入の目的は何か?、ISO導入時考えた目的は何だったのか、もう一度、思い出して下さい。意外と「維持することが目的だったりしていませんか?

2.ISO運用と方針が遊離している(トップダウンの規格です)。
ISOでいう、トップダウンは、初めに方針ありき、方針を作る時、組織の置かれた状況、即ち経営上どのようなリスクがあるのか、リスクを回避したり、緩和するために、どうあるべきかがスタートです。

3.”まね”をした身の丈に合っていないしくみ。
企業には、それぞれの創業秘話があり、同業で同じような規模といえども、同じマネジメントが通用する企業はない。企業はすべてユニークであり異なる。マネをすると身の丈に合わないマネジメントシステムになってしまう。

4.品質管理の規格と勘違いしている(システムの規格)。
ISO(特にISO9001)の規格を品質管理の規格と誤解している場合が多い、結果、文書に振り回されている。ISOで要求しているのは、仕事の手順(procedure)であり、品質管理で言う標準(standard)ではない。

5、今のやり方がベターと考えていない
マネジメントがそれなりにできていれば、企業として継続的に事業活動ができている。もし、できてなければ企業として存在していない。だから、すべての会社は、ISOでいうマネジメントシステムが存在する。
ISO規格を読むとき、ISOの要求事項が、今行っている仕事のどの手順なのかを見付けだすことである。決して、ISOの規格に合せるべきものではな い。しかし、今のが仕事の手順がベターではあるかもしれないが、ベストではない。だから、継続的改善が必要だと考えることである。

3つの退治法

経営に役立たない、”おばけISO”を見直すためには、3つの切り口から考えることである。マネジメントシステムで あるから、当然、経営層、管理層、ISO事務局、組織形態によっては全社員で、対話による合意を工夫することである。再構築には、経営者のリーダーシップ が決め手となる。


1)自社のISOは、そもそも何なのか?、ISOの目的は何か?、根本に戻って合意する。
2)目的が明確になったら、その理想とする姿は何か?、どうあるべきかを合意する。
3)どうあるべきが合意できたら、どのようにすれば実現できるか企画計画する。

そして、”おばけISO”を捨て去り、新しい発想のもとに再構築することである。
1)〜3)のステップを短時間対話法を使い、合意しながら再構築を開始した至近の例。

1)ISOの目的は、「会社をよくすること、日常業務そのものである」、 2)あるべき姿は、「経営計画を達成する」道具(手順書)と位置付ける、  3)ISOマニュアルは、「日常業務を教える(実施する)教科書(手順書)」と位置付け、マネジメントシステム(PDCA)の体制をつくる。


文・末広繁和
更新日:2014-05-25 23:16:47

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