ISO認証後、ISO維持管理のために、新たなコストが発生したらISO導入は失敗です。巷では、ISOを導入したが、文書に降りまわされ、サービス残業が増え、ISO審査維持のためのコストがかかると“ぼやいている”企業が多くあります。
ある30名規模の建設業の社長は公共工事の入札条件、経審ランク向上のためISO9001を認証したが、現場代人が、チェック、記録に追われ、現場監督にも支障がでる、しょうがないので、会社に戻ってからサービス残業で処理をさせている。また、ある中堅企業では、部課長の机の左右に2つの引出しがある。ISO用引出しと通常業務用引出し、ダブルスタンダードになっている。(最悪?)
ISO導入のねらいは、顧客満足の追及である。ムダなコストアップは顧客満足に逆行する。運用維持費をゼロにするためには、ISO導入の目的は、“何か?”を社内で議論することである。もともとISOは、経営のしくみ、仕事のしくみの規格である。経営体質の改善を目的にすべきである。
経営のしくみ(マネジメントシステム)は、人が介在するため、標準化だけでは問題が解決しない、経営資源に合わせた“ユニーク”をキーワードとして、システムを作ることである。だから、お手本は外部にない、自分の企業をどのようにするか経営者自ら取組むことである。
“身の丈に合ったスリムなしくみ”が運用維持費をゼロにする。ISO認証後、導入前と比較し社内の慢性不良が目に見えて減った、審査機関の立ち入り審査には特に準備しない、ISOの仕事は日常業務化されサービス残業ゼロ。この条件を満たした企業を100社ホームページにリンクした。
ISO導入は、いかにして無駄な社内コストを削減し、顧客に安心感、信頼感を与えるものである。同じようにISOを導入しても、気が付いたら“経営の重荷(顧客満足逆行)”になっていたという企業もあれば、ISOは“すばらしいもの”と元気になっている企業もあるのが現実である。
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