ISO9000sは品質保証の規格である。品質保証を“お客様に迷惑をかけないこと”と定義すると、すべての企業は品質保証ができている。品質保証ができていない企業は、顧客よりリピート注文がいただけず存在しない。
リピート注文がいただけることは、品質保証体制がベストではないが、ベターだと言える。スリムなしくみは、ベターな状態を企業外部から見てわかるように文書化することである。システムで仕事をする、透明性を示すことである。ISO9000sは決してコストアップは求めていない。むしろコストダウンを期待している。
審査の時、企業の状態と審査員の目線が合わず、結果的に審査員に押し切られ、必要以上に仕事を増やされる場合がある。これを防ぐためには、自分のしくみに自信を持つことである。もともと品質保証ができているのだから必要以上に仕事が増えたらおかしいと考えることである。
審査員は、短時間にその企業の特性を把握し、規格の要求事項をどのように実現しているか判断しなければならない高度なスキルと経験が要求される大変な仕事である。審査を受ける側は、指摘事項に対して、ISO9000s規格の何項に問題があるのか確認し、もし、従来より、ISOのための仕事が増えるようだとおかしいと考えることである。
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