80名の製造業でISO導入のために外部に2500万円支払い準備したが、運用がうまくいかないと悩んでいた。導入費用がかかればかかるほど、現場が混乱し運用がうまくいかない傾向にある。
この場合、3つの原因が考えられた。第一に経営者がISOを品質管理の規格と勘違いをし、経営者自ら取組まなかった。第二に取引先である大手企業より、ISO導入は金がかかると聞いていたので、少しぐらいのコストはやもえないと考えていた。第三に幹部社員が、外部の関係者からヨーロッパの規格なので文書が増え、ISOのための残業が増えるのはしょうがないを覚悟していた。しかし、想像以上の文書が増え、残業しても追いつかないほどに仕事が増えていった。
ISOは決してコストアップも新しい仕事も求めていない。全社員が参加し、不良の未然防止を確実に行い、顧客満足を追及することである。経営者自ら取組み、コストアップは、企業体質を弱くするだけでなく、顧客志向に相反すると考えることがスリムなしくみを作る第一歩である。
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