企業の国際競争力を向上するためには、特許権、著作権、営業秘密権等を駆使し、国内外で保護・活用することが不可欠である。経営観点から知的財産を見た場合、事業戦略、研究開発戦略、知的財産戦略を三位一体の形で進めることが肝心である。
1、事業戦略
1)新事業参入、他社との技術提携等の事業戦略の判断材料として知的財産情報を活用する。
2)事業戦略を達成するために攻撃、防御、予防の観点から知的所有権を権利化する。
2、研修開発戦略
1)自社の技術力の分析や研究開発テーマの設定に知的財産情報を活用する。
2)自社技術の標準化を目指すために戦略的に知的所有権を権利化する。
3)共同研究パートナー選定の判断材料に知的財産情報を活用する。
3、知的財産戦略
1)事前調査:従来技術調査(研究開発時、出願時、審査請求時)
他社動向調査(特許マップ作成等)
2)権利取得:特許出願または営業秘密として管理)
3)権利保護・活用(自社独占、ライセンス、模倣品対策、ノウハウ管理等)
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