6月17日、18日、須坂市総合情報センターで、公開講座Syslab方式内部監査員養成セミナーを開催した。目的は、「ISOで利益(改善)を増やす」監査手法の体験である。ISO9001は意識改革の道具と捉えパフォーマンス(経常利益)向上に役立つ内部監査技法を研修した。
品質マネジメント8つの原則のアウトプットは、「組織のパフォーマンス改善を継続的目標とする」とある。ISO9001を導入して内部監査をしているが経営利益に反映してこない、形骸化していている例をよく見る。ISO900の導入目的が“ISO認証すること”では、あまり期待できない。
再度、ISO導入は、組織のパフォーマンス(=経常利益)向上と定義した再構築をお薦めする。
パフォーマンス向上とは改善のことである。改善するために3つの確認をすることが必要である。
1)ISOのねらいは“顧客満足”と知る。
2)“利益の構造”と改善の関係を知る。
3)利益を増やす“改善着眼点”とは何かを知る。
改善成果を含めた、自己統制としての内部監査を3つの切り口から体験する。
1)“決めたことを守る” プロセスの適合性の監査
2)“不良、顧客満足の改善” システムの適合性の監査
3)目標管理成果の評価“ システムの有効性の監査
監査体験として、目標管理の計画対実績差異の課題、解決策を知るために、関連するプロセスを系統的に監査するプロセスアプローチ監査を体験する。
セミナーでは、50名の製造業について、1人当り付加価値の計画対差異を8.5.1継続的改善、5.4.1品質目標、5.5責任権限、6.2.2力量・認識・教育訓練、7.5.1製造の管理、7.2.3顧客とのコミュニケーション、・・・などの系統図を作成し、関連するプロセスを監査する。
次回セミナーは、7月15日(木)16日(金)岡谷市のテクノプラザおかやで開催する。
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